雨の日ほどつらい日はない。
自分と同じ関係の仕事をしてる人は誰もがこう思うだろう。
低い気温、冷たい風、追い打ちのように雨が視界を塞ぎ地面を滑りやすくする。
もうね、途中で手が動かなくなるわけよ、悴んじゃってね。
それなのに上司らときたらさ、無理ばっかり言ってさ。
物理的に無理なのにさ、やれって言うだけでさ。
で、やり方がわからなくて質問するとさ、「そんなこと俺に聞くな!!」ってさ。
…そりゃねーだろ!おい。
残業するのはいいけどさ、隣にいる奴らがたよりなくてイライラすることばっかり独り言言ってやがるんだよな。
KYな人って意外と身近にいるもんなんだなぁ。
今回は映画の感想はお休みします。
次の更新はいつになることやら…
先に言っておきますがこの映画は2,3回は観て欲しいです。でなければ理解出来ない所もあると思います。勿論1回でもいいです、ただジャッキーのこと大好きでこの映画のことをもっと深く知りたいと思った方には複数回観ることをおすすめします。そして、それを前提に文を書いてます。
今回の映画はジャッキーの映画としてはめずらしく、以前の「新ポリスストーリー」では全くなかったコメディーの要素がちびっとしかない。そしてそのコメディーの要素もずっと緊張しっぱなしで見ていた視聴者の気持ちを解きほぐす素晴らしい導入のしかたとなっている。
DVDの特典ディスクのインタビュー映像で誰が言ってたか忘れたが(たしかダニエルだったと思う)「この映画はアクションは勿論ストーリーも大変面白い物となっている」と説明していたがまさにそのとおりである。領衛主演のジャッキーは勿論のこと主演の2人であるダニエルとニコラスの過去の出来事もしっかりと語られており、どういう境遇で、どういう気持ちで今の行動を起こしているのか理解が出来る為、自然と感情移入してしまってるような見事なストーリー展開となっている。
ジャッキーの過去について
ストーリーを序盤・中盤・終盤に分けるとするならば序盤はほとんどがジャッキーの過去の出来事となっている。
まず株で大損こいた奴をカメラマンに扮して捕まえる、この時の攻防(犯人の銃を左手で、手榴弾を右手で抑えている時)を後々の為によく観ておいて欲しいです。
そしてダニエルたち銀行強盗犯人を「3時間で捕まえる」との宣言…したはいいが敵アジト内にて1人、また1人と姿が消えていき徐々に追い込まれていく様が見事なテンポで描かれています。ここでのダニエルとの分解銃組立競争バトルも後々の為によく観ておいて下さい。
ダニエルの過去について
警視総監(だっけ?)、とにかく警察内で偉い人を父親に持つダニエルはお金持ちのボンボンだが幼少の頃に父親の虐待を受け、(親の前では)口には出さないが父親を憎んでいる(はずだ)。おそらくではあるがそんな父親を困らせようと銀行強盗とかそういう悪いことを始めたのではないか、と考えさせられるようなストーリーの組立になっている。劇中で語られている通り、このグループはみんな金持ちの親をもつ息子(或いは娘)達なので「人生に何の目標もない」“奴ら”の集まりなのである。
ニコラスの過去についてはまた次の更新となります。なんか1つの映画に対して1回で書ききれないなー。では…次回を待て!
おそらく2000年代のジャッキー映画で1番の傑作だと思う。この映画はいわゆる香港映画であり「ラッシュアワー」シリーズのようなハリウッド映画ではない、やはりこれが傑作たる所以の1つではないか。
まず“管理人はワイヤーやCGによるアクションは基本的に好きではない、だがそれは使い方にもよる。”と前の更新で書いたがこの映画では実に効果的な使い方が成されている。
まずCGは確認しただけでも序盤で犯人グループが銀行内の金庫に進入する為にビルの最上階からロープを使ってダイブ(!)するのだがそこで1回。
次に警察署内で爆弾が爆発するシーンで計2回だけで(もちろん管理人が気付いてないだけでもっと使ってるかも)他所の映画で出てくるよりもよっぽど少なく非常に好感が持てる。
では大まかにストーリーの説明をしよう。
ジャッキー・チェン扮する‘チャン・コーウィン警部主任’は1年前ダニエル・ウー扮する‘ジョー’をリーダーに持つ銀行強盗グループの逮捕の為、敵アジトに部下9人を引き連れ乗り込むもその部下たち全員無残にもゲーム感覚でを殺されてしまう。その中にはチャーリー・ヤン扮するジャッキーの婚約者‘ホーイー’の弟もいた。
その事件の責任を感じてか、その後ジャッキーは停職(休職?)し酒浸りの生活を送っていた。
ある日ジャッキーの家にニコラス・ツェー扮する‘シウホン’こと“巡査1667”が現れる。
巡査1667はジャッキーにダニエル達が再び動き出したことを告げると自分成りに奴らの手口や情報を伝えるがジャッキーに「事件の話はするな!!」と一蹴されてしまう。
でまぁなんやかんやあって当然の如く再びジャッキーはダニエル達を逮捕するため捜査を開始するのだが…
さて感想なのだがまずこの映画で管理人の脳裏に焼き付いてる事柄がある。ティンティン役の人(名前ど忘れしちゃったけどジャッキーと功夫バトルした人ね)‘元U-turnのつっちー’こと土田晃之に似過ぎでしょうよ。終盤でジャッキーとバトル始めた時に仮面をとるのだがその時が一番’つっちー’に似てた。
長くなったので続きはまた今度。 次回を待て!!
それと1つ補正と言うかなんというか管理人の意向として感想の中で役名は紹介するときか最初の1回しか使いません。だって役名よりもジャッキーとか書いたほうが知らない人も自然に想像できるでしょ?
てわけで今後ともよろしく!
それよりもワイヤーを効果的に使い現実的で説得力の有るアクション(蹴られて吹っ飛ぶとか)にしたほうが絶対映えるだろうしメリハリがつくんじゃないかなーって思う。それと後は安全の為にはワイヤーは必須なのでそれくらいに抑えた使い方をぜひ希望したい。
CGはもう本当は使わないで欲しい。せいぜいワイヤーを消す為だけに使えばいいよ。
確かにね、CGで見せた方が効果的なのかもしれないよ。でもね、我々(少なくとも私)は役者にブルースクリーンの前で‘演技してくれ’って言われてそのまま演じた演技を望んでないのよさ。
例を上げるとジャッキーの「80デイズ」の気球から垂れ下がったロープに捕まって宙吊りになるシーンのメイキングにおいてジャッキー本人がこう言っている。
「CGで撮るとオーバーなリアクションになる。それよりも実際に吊られると恐くて声が出ない、顔が強張るんだ、実際に演じる(吊られる)べきだ。」と。(この文に関しては多少の脚色・相違点がございます。メイキング映像のジャッキーの表情・動きを言葉で再現すると大体こんな感じなのではないかな。)
いや、ごもっともじゃないですかジャッキー御大様。つまり役者もCGでの撮影はあまり望んでないんじゃないかなって思うんですよ。
結果…カは使い方にもよるがワイヤーやCGによるアクションは基本的に好きではない。でもアクションやバトルシーン以外でなら使うのは有りなんじゃないかな、ワイヤーは安全の為、CGはトニー・ジャーの「トム・ヤム・クン」の‘像は足が弱点だ’(なんか変だなぁ)のアニメのような使い方、本当に危険なシーンでの演出(役者の近くで爆弾が爆発等)として最低限の演出として使うぐらいにして欲しい。視聴者は実際のアクションを望んでいるんですよ!
この辺のことを踏まえての感想文になるためまた作品の感想書けませんでした…。もう少しお待ち頂けると幸いです。
最後にリンチェイの「ロミオ・マスト・ダイ」について少しだけ。この映画ではカが思うに一番やってはいけないCGとワイヤーの使い方をしている、詳しくはそのうち更新する感想文にて…。
☆ 成龍(ジャッキー・チェン)…言わずと知れた香港を代表する映画俳優。ハリウッドでも成功を収め向かうところ敵無し、と思いたい。“アクションコメディ”というジャンルを確立させた言わば「創始者」(言い過ぎ?)。管理人の1番のお気に入り役者。
本名“陳港生”。名前の由来は「港」で生まれたから。
☆ 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)…ジャッキーやユン・ピョウの先輩で兄貴分的存在。日本では言わずと知れた“デブゴン”の愛称で有名。ブルース・リーの「燃えよドラゴン」ではリーと闘い、見事に敗れた。でもバック転の出来るデブなんてそうそういねぇぞ!少し前に“サモ・ハン”に改名。
最近’急死した!’と中国のメディアが報道したそうだがガセネタで本人は激怒したそうな。そりゃそうだ。
☆ 元彪(ユン・ピョウ)…ジャッキーやサモハンと同じ劇団に入っていた言わば弟分。変幻自在の足技を得意とする。ブルース・リーの「死亡遊戯」において倉庫(?)のシーンでバイクスーツを着てバイクに乗るスタントをしていたのは実はこの人。
ジャッキーの「プロジェクトBB」のNGシーンで台詞を噛んでしまったためにジャッキーに本名で叱られている。広東語なのでなんて言ってるのかよくわからないけど…。
★李連杰(リー・リンチェイ)…日本やアメリカでは“ジェット・リー”と呼ばれてる、だがこれはこちら側の機関(報道誌や映画誌)が勝手に付けた名前だと何かの本で読んだ記憶がある。全中国武術大会(大会名うろ覚え)5年連続総合優勝(出場したのは6年間で5回、2年目は海外遠征していたため出場していない)の実績を持つ。
本名は“李連杰”だと思います。
★ 甄子丹(ドニー・イェン)…通称“最後の本格派”(意味不明)。イケメン。リンチェイとのバトルは永遠に語り継がれていくだろう…。でも1つだけ希望を言わせて欲しい、「ワンチャイ・天地大乱」にしても「HERO/英雄」にしても武器対武器の対決なので、ぜひ素手同士でのバトルが見たい!!
最新作は「導火線」超期待してます!
★ 呉京(ウー・ジン)…カが現在一番推してる若手アクション俳優です!ドニーの「SPL/殺破狼」にてその名を世に(って言うか自分がこれで知った)しらしめる。この方の特徴はなんと言っても悪役の時の‘殺してやる’って時の目と顔つき、ガチで恐えよ。でも素はいい人なんですよ。まだまだ若い俳優さんなのでこれからの活躍も期待大です!リンチェイと同じ体育学校に通ってました。リンチェイと基礎は同じです、リンチェイとのバトルを望みます、ウー・ジン本人も望んでいる様です(どこかのサイトで見ました)。実現して欲しいな。
この6人を機軸に紹介と感想を書いていきたいなと思っております。各名前の前の星の色が違うのには理由があります。それもまた追々更新していく予定ですんでもうちびっとだけ待っててね。
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